食物繊維とカルシウムが豊富なひじき
海藻類は栄養価が高いと言われていますが、その中でも特に優れているのが「ひじき」です。食物繊維の量はごぼうの5倍、100g中の9.2gも含んでいて、まさに便秘の特効薬を言える食品です。
ひじきに含まれてる食物繊維は水に溶けない性質なので、腸内でふくらみ、腸に刺激を与えて働きを活発にします。便通がよくなれば、腸内でふくらみ、腸に刺激を与えて働きを活発にしてくれます。しかも余分な脂肪も一緒に排出してくれるので、ダイエットの効果も期待できます。
ひじきは海草の中でも組織がやわらかいため、味がしみ込みやすく、たくさん食べられるという利点があります。ただし、味付けが濃くなると逆に健康を損ねてしまうので、注意が必要です。
さらに、ひじきはカルシウムの含有量も100g中に1400gmと非常に豊富に含まれています。これは成人男女が1日に必要なカルシウム量の2倍以上の量です。骨を丈夫にしてくれたり、イライラをしずめたりしてくれるカルシウムは、日本人には不足しがちな栄養素なので、積極的に摂取するようにしたいですね。また、ひじきは鉄分も豊富なので、貧血ぎみの女性にもおすすめです。
ひじきはよく洗ってから30分~1時間ぐらい水やぬるま湯で戻し、熱湯で下湯でしてから調理します。煮ものにする場合は一度油で炒めてからの方が風味がよくなるそうです。
ひじきと大豆の煮物は相性が良いですが、これは栄養学的にも素晴らしい組合せだと言われています。食物繊維は腸の中でビタミンB群の生成を手助けしますが、さらに生産の効率が高まるのです。また、ビタミンB群の体への吸収も、タンパク質を一緒にとったときの方が、グンとよくなります。
ひじきは大きさが均一で黒みが強く、光沢があるものが上質です。崩れてしまったものや、赤っぽい色のものは避けましょう。春先のものがやわらかくておいしいとされており、高級品になると上品な黒色をしています。
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