当サイトはプロモーションが含まれています。
ナトリウムの働き
ナトリウムの主な役割は、細胞外液の酸、塩基のバランス維持、緩衝作用の主要因子としての働きなどです。そして細胞外液には食塩、炭酸水素ナトリウムとして存在します。その他には体液浸透圧の維持、神経の刺激伝達などがあります。
ナトリウムの体内存在率はおよそ0.14%で、重さで表すと体重60kgの成人で65g程度になります。またこの割合は、マグネシウムや塩素とほぼ同じです。ナトリウムの3分の1は頭骨や骨格に存在し、残りはナトリウムイオンとして細胞外液中に分布しています。
また、ナトリウムの神経刺激伝達については、神経細胞を通し細胞の外にあるナトリウムイオンと内液に溶けているカリウムイオンが入れ替わり、そのとき電気的変化、つまり生体パルス信号が発生し、軸索を介して神経伝達が行われます。
ナトリウムは一般に塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウムとして細胞外の体液に分布しています。これは体液のホメオスタシス機構の働きに関与しています。すなわし、細胞外の高ナトリウム濃度、細胞内の高カリウム濃度を維持し、両者は細胞膜を通じてナトリウムポンプを形成しています。
溶鉱炉やガラス細工を行う高温環境下では、塩を舐めながら作業をするそうですが、これは高温環境下において大量に汗をかき、水分とともに塩分も大量に失われるので、その補給をしていることになります。
ツイート
スポンサードリンク