畜産物の「国産品」と「輸入品」の違い

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畜産物の「国産品」と「輸入品」の違い

日本では「国産品」の信用度が高く、「国産=良いもの」という方程式が成り立っている食品が多いですね。

中でも「畜産物」においては、その傾向が強いように思われます。牛肉については、松坂牛や米沢牛など、日本の名産地で取れた牛肉が非常に人気です。(しかも、美味しいです!)

しかし、日本の畜産物においては、海外で生まれ、飼育されたものでも「国産品」になっていることがあります。

その理由は、国産品の定義にあります。畜産物の場合、海外で飼育された期間があったとしても、日本国内で飼育された期間の方が長ければ「国産品」と表示できることになっています。

つまり、アメリカで5ヶ月間飼育された後、日本で6ヶ月飼育された場合は「国産品」と表示できます。これとは逆に、アメリカで6ヶ月間、日本で5ヶ月間飼育された場合は「輸入品」になりわけです。

では、3つの国で飼育された畜産物はどうでしょうか。この場合は、日本で飼育された期間が一番長ければ国産品になります。

例として、フランスで5ヶ月間、ドイツで6ヶ月間、日本で8ヶ月間飼育されたものであれば国産品です。海外の飼育期間の合算が日本での飼育期間より長くても、国別で見て日本で一番長く飼育されていれば、それは国産品になるわけです。

海外で飼育されたものでも国産品になる得ること。そして、国内で飼育された期間があっても輸入品になるケースがあること。このことを理解した上で、各畜産物を見定めていきたいですね。

 

食材宅配

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