動脈硬化や高血圧の予防に!秋刀魚の栄養素と効能
秋に旬を迎える魚として有名なのが、秋刀魚(さんま)ですね。秋の秋刀魚は、脂が乗っていて本当に美味しいです。焼いた魚に大根おろしと醤油をかけて食べるのは、本当に最高ですね。
秋刀魚を夏に北海道で獲る場合、脂質は10%程度しか含まれていません。しかし、秋になる頃には脂質が20%以上に増えています。秋が旬の秋刀魚には、このような脂質の乗り具合が大きく関わっているのですね。
脂質が増えると確かに美味しくなりますが、気になるのはコレステロールです。しかし、秋刀魚の場合は脂質にEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が含まれているので、これによってコレステロール値も下がる効能が期待できます。
EPAには血栓が作られるの防止する働きがあるので、動脈硬化や高血圧、心筋梗塞、脳梗塞の予防に役立ちます。DHAは、中性脂肪の低下に効くだけでなく、脳細胞を活性化させたり、アレルギー症状を緩和する作用なども期待できます。
秋刀魚の脂質は、健康にとってもとても役立つものだと言えるでしょう。
また、秋刀魚の旨味成分だと言われているのが、タウリンやイノシン酸などの成分です。イノシン酸は代謝機能を良くする働きがありますし、タウリンにはコレステロールを排出したり、動脈硬化や高血圧を予防する効能が期待できます。
スーパーや魚屋さんで秋刀魚を選ぶ時は、全体的に光沢があり、目の周囲が澄んでいるものが良いです。また、身が硬く張っていて尾の方まで肉付きが良く、できれば30cm以上の大きさがあるものが良いでしょう。
秋刀魚を網で焼くときは、秋刀魚を乗せる前に網を十分に熱しておくと、秋刀魚の皮が剥がれにくくなります。また、焼き魚の焦げ目には発ガン作用があります。しかし、大根おろしに含まれているアミラーゼという成分によって、これを分解することも可能です。
焼いた秋刀魚に大根おろしを付け合せるというのは、栄養バランスを整える意味だけでなく、焦げ目による発がん性物質を抑える働きがあります。
ツイート
食材宅配 お試しTOPページに戻る
スポンサーリンク