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海藻類を食べると髪が生えるという噂は本当なのか?
「ワカメや昆布などの海藻類を食べると、髪が生えてくる。」
これは日本で一番知名度の高い育毛の迷信だと思います。本当かどうかの問題ではなく、もう常識のようなものとして伝わっていますね。
親の代から伝わる育毛法なので、薄毛改善のために積極的に食べている方もいらっしゃると思います。
しかしながら、残念なことに海藻類をたくさん食べたからと言って、育毛が促進されることはありません。
髪の毛の主成分は、ケラチンというタンパク質です。ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されていますが、海藻類はアミノ酸の含有量が少ないです。しかも、髪の毛にとって必要不可欠なシスチンというアミノ酸も極めて少ないそうです。
したがって物理的に考えても、海藻類を食べたからと言って、それが髪の毛には変化していかないのですね。
また、海藻類にはヨウ素が多く含まれています。ヨウ素は1日に0.1グラム程度で十分なのですが、海藻類をたくさん食べることによって大量にヨウ素も摂取することになります。
ヨウ素は甲状腺ホルモンをつくる材料になるのですが、過剰に摂取してしまうと、甲状腺腫になる可能性が高まるそうです。ヨウ素は髪の毛のツヤを出す効果があると言われていますが、ヨウ素によって育毛が促進されることはありません。
また、海藻類に多く含まれる食物繊維も、育毛効果は残念ながらありません。
育毛のためには、海藻類を食べるよりも良質なタンパク質を含む食材を摂取していきたいですね。
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