女性の抜け毛の裏側に潜んでいる病気
ストレスや加齢、生活習慣やホルモンバランスの乱れなど、女性の抜け毛のを誘発する原因は複数あり、人それぞれ違っています。
女性の抜け毛は基本的に複数の要因が重なって起こることが多いので、原因はこれだと一つに断定することが難しいです。
中には明らかに病気が原因で薄毛が進行しているケースもあります。考えられる病気は以下の通りです。
貧血
鉄欠乏性貧血の場合、抜け毛が進行してしまうことがあります。鉄は身体中への酸素運搬係として大切な役割を果たしており、鉄不足は髪の毛にも影響を与えています。
貧血の患者さんであれば定期的に血液検査を行い、数値が極端に下がっていないかチェックすることが大切です。そして髪のためにはある程度のヘモグロビン量を維持する必要があるので、鉄分のサプリメントを摂取した方が良いでしょう。 甲状腺機能の異常
甲状腺とは、喉仏の下の部分で、気管を抱くような形でくっついている臓器です。体の新陳代謝を促す「甲状腺ホルモン」を分泌しています。甲状腺ホルモンは発育や成長に欠かすことができないもので、精神神経や体の活動の調整にも働きかけています。
この甲状腺が機能異常を起こすと、抜け毛が増えることがあります。女性は男性と比べて甲状腺の疾患が多いので、抜け毛になるという人は少なくないようです。 婦人科系の病気
卵巣のう腫などの婦人科系の病気は、ホルモンバランスを乱します。これが抜け毛を増やす原因になることがあります。子宮や卵巣、乳房などに起こる婦人科系の病気は、それほど珍しいものではありません。定期的に健診を受けて、早期発見・早期治療に努めましょう。 薬の副作用
薬の副作用によって抜け毛が増えることもあります。代表的なものが「抗ガン剤」です。さらに、抗うつ薬や向精神薬、てんかんの薬なども抜け毛を増やす恐れがあります。
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