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脱毛の原因となる2つの遺伝子「TSC-22」と「Smad2」について
頭髪の脱毛は、毛周期における成長期の期間が著しく短くなったり、毛穴から元気な毛が生えてこなくなることによって発生します。数多くの毛髪がこのような状態に陥ることによって、脱毛の状態に見えてしまいます。
このような脱毛の症状は、最新の研究では、ある2つの遺伝子が関係していることが明らかになったそうです。
その遺伝子とは、「TSC-22」と「Smad2」の2つです。
脱毛に至る過程として、まずTGFベータ2というタンパク質がきっかけとなり、退行期のスイッチを入れてしまいます。そして、これによってカスパーゼ酵素が増え、毛母細胞が死んでしまいます。
そして「Smad2」の遺伝子は、TGFベータ2が毛乳頭のあたりにやってくると活性化されます。そしてTSC-22も作用して、カスパーゼ酵素が増加します。カスパーゼ酵素とは、タンパク質を分解してしまう酵素です。
細胞はタンパク質が主成分となって出来ているので、これが分解されてしまえば細胞にとっては大問題です。
したがって、カスパーゼ酵素が増加することによって毛母細胞が細胞死する割合が高まり、脱毛が進行してしまいます。
昔はTGFベータ2というタンパク質の存在と役割までは明らかになっていたのですが、具体的にはTGFベータ2が2つの遺伝子「TSC-22」と「Smad2」を活性化させることによってカスパーゼ酵素が増え、脱毛してしまうんですね。
このような新たな脱毛過程の発見により、さらに育毛治療が進むことを期待したいものです。
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