そもそも、ヒアルロン酸って何なの？
スーパーヒアルロン酸は、何となく「ヒアルロン酸がさらに強力になったもの」というイメージが湧きますが、そもそもヒアルロン酸とはどのような成分なのでしょうか。
ヒアルロン酸とは、厳密に言えばグルクロン酸とＮ−アセチルグルコサミンという成分によって構成されている高分子の物質であり、ネバネバした粘性が高い物質です。
私達の皮膚や筋肉などを構成するための主成分であり、細胞同士をくっつけ合って、バラバラにならないようにする働きがあります。医療分野では、角結膜上皮障害や関節炎の治療薬として用いられています。さらに、白内障の角膜移植手術では、前房保持剤としても採用されているそうです。
そして美容分野における大きな働きは、その保湿力です。カサカサだったお肌を滑らかにする成分として、書籍やテレビ番組などでも幅広く取り上げられていますね。
また、近年は健康食品やサプリメントとして、「飲むヒアルロン酸」も登場しています。しかしながら、飲むことで消化されることもあり、特定保健用食品には認定されていないようです。
保湿力が約２倍！スーパーヒアルロン酸の効能
スーパーヒアルロン酸は、ヒアルロン酸が本来持つ「保湿力」をさらにパワーアップするために開発された成分です。
化粧品メーカーによって開発された成分で、「アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム」と呼ばれています。ただ、この名称は長くて難しいので、スーパーヒアルロン酸の名称が一般化されています。
スーパーヒアルロン酸は、保湿力がヒアルロン酸と比べて２倍にまでアップしています。
さらに、親脂性があるのでお肌の皮脂膜に馴染みやすく、お肌のなめらかな潤いを保ってくれます。保水性もあるので、角質に水分を十分に与えることも可能です。
頭皮においても外界の細菌などから皮膚を守るために、保湿力などが重要になってきます。頭皮状態を良くするために、スーパーヒアルロン酸が配合されているものもあります。
なお、成分表示には「アセチルヒアルロン酸Ｎａ」という名称で記載されていることもあります。
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