患者さんに対して組織的に対応する
看護師が患者さんのケアを行うにあたって何かしらの問題が発生した場合、看護師側は「扱いづらい患者さん」という風に勝手に烙印を押してしまうことがあります。しかしながら、これでは何の解決にもなりません。
大切なことは、患者さんとの間で発生した問題に対して組織的に対応することです。個人だけで対応した場合、事態がさらに悪化する危険性があります。
まずは出来るだけ多くの情報を集めて、事態を客観的に検証していきます。そして原因や要因を追究していくことが、根本的な問題解決につながります。
このような問題解決を考えていく場が、カンファレンスです。カンファレンスでは、経験したことやその時思ったことをありのままに話すことが重要です。
場合によっては問題を起こした当事者として指摘されるケースも出てくるかもしれませんが、そのような場合であっても、周囲の先輩看護師や看護師長などから貴重な意見を頂けることがあります。
また、一方的に患者さんに原因がある場合は、チームとしてその患者さんに対しての対応を考えていかなければなりません。
さらに、問題の性質によっては、病棟として対応が必要になるケースもあります。もし患者さんに謝罪が必要にになる場合は、主任看護師や上司にあたる看護師が同席して、組織としての謝罪が求められる部分も出てきます。
問題を個人的に解決しようとするのではなく、組織的に対応し、解決しようとする姿は、患者さんやご家族からの信頼感や安心感にもつながるものです。
看護師側としても、組織としてのチームワークを良くするきっかけになる可能性もあります。患者さんとの間で何かしらの問題が発生した場合はすぐに上司に相談し、チームとして対応に臨むようにしたいものです。
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