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観光地の病院で苦労している外国人患者の対応
日本は諸外国と比べて魅力的な部分が多いと思いますが、日本を訪れる外国人観光客も増えている傾向にあります。
”爆買い”という言葉も流行語になりましたし、たくさんの中国人が観光で訪れ、大きな買い物をしていくケースも多々ありますね。
そんな中、京都などの観光都市で問題となっているのが、医療機関における外国人観光客の対応です。
アメリカの大手旅行雑誌における観光ランキングで2年連続で世界第1位になった京都市には、本当にたくさんの外国人が訪れます。アメリカ人は中国人だけでなく、世界のあらゆる国々の人達が京都の地を訪れています。
京都にある病院の中には、1年間60カ国の国々の患者さんを診察したところもあるそうです。
日本語を理解できる患者さんはほとんどおらず、コミュニケーションの疎通が取れるかどうかが、大きな課題になっているようですね。
ちなみに2015年に最も多くの外国人を診察した京都の病院は「康生会武田病院」で、なんと783件もあったそうです。2012年は314件どのことで、ここ数年で2倍以上になっていることがわかります。
日本の医療の仕組みを話してもなかなか理解してもらえず、対応に苦慮する場合も多いそうです。
また「日本のMRIを受けてみたい!」とか「エックス線撮影をして欲しい!」など、観光体験目的で病院を訪れる人もいるとか。
各医療機関は英語や中国語ができる看護師を配置したり、翻訳機能があるタブレットを活用したりして、何とか対応しているのが原状のようです。
2020年の東京オリンピックの年には外国人観光客が今以上に増えるでしょうし、今後は看護師を初めとした医療職の方々の語学力も求められていくでしょう。
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