海中のカニを採集するためには
カニは海岸や河口だけでなく、沖合いの海底にも立派なカニが生息しています。そんな所に住んでいるカニを自力で採集するのは、なかなか困難なことですよね。
でも、どうしても本格的なカニの採集を行いたい場合は、諦めるのはまだ早いです。なぜなら、漁業関係者の方々の強力を得ることができれば、採集の幅がググって広がるからです。
漁業関係者の方々の強力によって出来るカニの採集は、漁港や網干し場での採集、底引きによる採集、カニかごによる採集の3つに分けることができます。 漁港や網干し場
カニは、イセエビ漁獲用の刺し網の一種である「エビ網」にたくさんかかるそうです。エビ網は夕方に船に乗せて出港し、深さ4〜10メートルぐらいの海底に仕掛けます。もちろん主はイセエビですが、一緒に色々な種類のカニがかかってきます。
不要なカニはその場で捨てられてしまうことが多いのですが、話しの内容によっては採集のために取っておいてもらうことも可能かもしれません。 底引き
続いては、底引き漁船でのカニの採集です。底引き網は非常にたくさんの魚介類を一気に捕獲しているので、市場に出る魚介類を選別したあとの残物が貴重な資料になります。沖で残物を捨てて帰ってしまう船と、岸まで残物を持ち帰ってくる船とがあるので、後者の方で船が戻ってくる場所に待機し、カニを採集させてもらうことも可能です。駿河湾や土佐湾などの手ぐり網には、世界最大のカニであるタカアシガニが入っていることがあるそうです。カニ好きにとっては、またとない機会になるでしょう。 カニかご
北海道や東北では、カニかごを海底に置いてカニ漁をしているところがあります。形状や仕掛けがカニを捕獲するために適した形をしており、このような場に居合わせることができれば、お金にならないカニの採集も行うことが可能でしょう。
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