カニの赤ちゃんの誕生について

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カニの赤ちゃんの誕生について

ズワイガニは、雄と雌が離れて生活しています。しかも、雄は一匹オオカミであるのに対して、雌は集団での生活を好みます。

お互い離れて生活するカニの出会いは、夏の終わりから秋にかけてです。

カニの雄たちは、雌がいる少し浅い部分に移動して、気に入った相手の体を大きなハサミで挟みます。この挟まれた状態はなんと数日間も続き、その結果、雌の方が雄を気に入れば、挟まれた状態のまま脱皮してしまいます。

雌の胴体の下方には、左右一対の突起状の白い袋があります。そしてこの中に雄の精子を受け入れ、小分けにして自らの卵にかけます。雌の交尾は一生に一度であるため、精子は小分けにされ、必要な時に卵にかけるという流れです。

雌が持つ卵は、内子と呼ばれています。内子が受精すると、お腹の部分で1年半も卵を抱き続けることになります。この卵が成長してくると、やがて海老のような尾が出てきます。

そして、赤ちゃんとして一人だしする前の約2ヶ月間は、交尾が行われた場所よりも少し浅い場所に浮遊します。その浮遊期間が終了すると、海底に着陸します。

この時にカニの赤ちゃんは非常に小さく、甲羅は2.5ミリ程度しかありません。このため、多くのカニの赤ちゃんは、クラゲやタラに食べられてしまいます。

そんな過酷な状態から生き延びることができたカニが、少しずつ成長していき、やがて一人前のカニとして自立していきます。

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