間違えられやすいタラバガニとアブラガニ!その特徴や違いについて

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間違えられやすいタラバガニとアブラガニ!その特徴や違いについて

冬の味覚として、たくさんの方々に食べられているタラバガニ。三大蟹の中でも一番身の部分が大きく、とても食べ応えのあるカニですよね。タラバガニを食べられると聞いただけで、テンションがグンと上がってしまうぐらいです。

そんな有名なタラバガニですが、これとそっくりのカニも存在します。それはズバリ「アブラガニ」です。

アブラガニもタラバガニと同様に、食用として流通しています。このため素人目で見てしまうと、間違えてアブラガニを買ってしまうケースもあるようですね。

そこで今回は、タラバガニとアブラガニのそれぞれの特徴や違いについてまとめました。


タラバガニの特徴

タラバガニはオホーツク海やベーリング海、北海道以北の日本海側など、寒い地域の海に生息しています。魚のタラと同じ漁場であることから、「鱈場蟹(たらばがに)」と呼ばれています。

そんなタラバガニはカニの一種にように思われがちですが、実はヤドカリ科に属する生物なんです。カニはハサミが付いた脚が2本、歩行に使う脚が4本あります。合計10本です。

しかし、タラバガニはハサミが付いた脚を含めて、合計8本しかありません。

また、タラバガニは他のカニと比べても体が大きく、脚を伸ばせば1メートルを超えるものも少なくありません。また、甲羅や脚はトゲトゲしい形状をしており、ズワイガニと比べると一目瞭然です。


アブラガニの特徴

アブラガニもタラバガニと同様に、ヤドカリ科に属する生物です。しかし、大きさはタラバガニよりも小さく、甲羅の大きさは20センチ程度しかありません。(※タラバガニは甲羅が25センチぐらいあります。)生息地はオホーツク海やベーリング海など、タラバガニと同じ漁場に生息しています。

また、アブラガニはタラバガニと比べて少し青みがかっており、「アオガニ」と言われるケースもあるようですね。


タラバガニとアブラガニは、どこが違うのか!?

アブラガニは、タラバガニよりも値段が安いです。このため悪徳業者は安いアブラガニを仕入れて、タラバガニとして売るケースもあると言われています。

このため私たちは、タラバガニとアブラガニの違いを把握し、そのような悪徳業者に騙されないようにする必要があります。

違いその1


タラバガニとアブラガニで異なるのは、甲羅の中央付近です。この部分にはトゲがあるのですが、アブラガニが4本なのに対して、タラバガニは6本です。

これは2つのカニの明確な違いであり、甲羅の中央部分のトゲの本数を数えることで、容易に判断できます。トゲの数はタラバガニが6本でアブラガニが4本であることを、まずは覚えておきましょう!

違いその2

もう1つの違いは、脚の先端です。アブラガニの脚裏の先端は色素が無いのに対して、タラバガニ脚裏の先端には色素があります。甲羅のトゲと比べるとわかりづらいかもしれませんが、脚裏の色素の有無もチェックしておきたいですね。

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