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カニの標本作り
カニの標本を作る方法は、液浸と乾燥の2つの方法があります。液浸はアルコール液やホルマリン液に浸して保存するもので、研究目的では大切な方法です。
もし標本が1個体なら液浸保存を行い、2個体以上なら液浸と乾燥の2つの方法を用いるのが良いでしょう。しかし、液浸の標本を作るためには管理も大切になります。防腐液の蒸発や汚濁化が発生してしまうので、その時は液を補充したり、交換をしなければなりません。さらに、観察するための透明の容器も必要ですね。
一方、カニの乾燥標本はメリットが多いです。カニの外部形態の観察はもちろんのこと、内部の形態観察についても「水戻し」という体を軟化する方法で実践することができます。また、湿気や虫などの被害に対しては、臓器、筋肉の摘出、防腐剤、防虫剤を使用することで簡単に防ぐことができます。
容器を選ぶ必要もなく、非常に手軽にカニの標本にすることができます。
カニの乾燥標本は研究目的以外でも、「飾り」として使うこともできます。大きなカニならば額などに固定して飾ることも可能ですね。水槽などに小石や岩を入れて、その中で保管すれば、非常に活き活きとした置物にもなります。
もう1つユニークな使い方としては、小さいカニをエポキシ樹脂などで固めて、カニのアクセサリーを作ることも可能です。鎖を付ければペンダントになりますし、安全ピンを付ければ帽子やバッグのピン飾りになります。学校でしたら生物教材としても使えますね。
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