20世紀終盤に広がった英語学習の場
1970年代、80年代は英語を話せる人が本当に限られていました。この理由は、英語を話せなくても十分生活できるし、仕事にも支障ない人がほとんどであること、そして英語を学習するための場所や機会、教材がほとんどなかったからです。
しかし、この状況は20世紀終盤である1990年代ぐらいから大きく変わってきます。
その理由の第一が、メディアの発展です。1989年にはNHKの衛生放送が英語圏のテレビ番組を、そのまま日本で楽しめるようになりました。
数年後にはBBCとCNNが英語による24時間放送を開始し、自宅に居ながらにして英語の生の声をインプットできるようになりました。英語圏の人たちが見ているテレビ番組をそのまま日本でも見れるというのは、非常に大きい発展ではないのかと思います。
また、インターネットが普及し始めた1995年ぐらいからは、Eメールやチャットでも英語を使えるようになりました。これはまたとない英語のアウトプットの機会になっていました。
そして、インターネットの発達と企業のグローバル化により、英語が出来るビジネスパーソンが求められる時代に突入します。海外に通用するビジネスマンを育てるために、企業でも英語学習を奨励するようになってきます。
今現在は楽天のように公用語を「英語」とする企業も出てきています。世界を目指す企業においては、社員の英語能力が必要不可欠になっています。
そしてもう1つ大きく変わったのが、英語教材の進化です。昔はわからない単語があれば辞書で調べなければなりませんでした。しかし、今はスマートフォンなどで翻訳できますし、電子辞書も多くの機能を備えており、出先で簡単にわからない英単語を解決できてしまいます。
スピードラーニングのような簡単に英語を覚えられる教材も登場していますね。
今の日本は、英語を学習できる機会に溢れています。これらをどんどん活用して、英語力を高めていきたいですね。
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