血清アミラーゼとは

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血清アミラーゼとは

アミラーゼはでんぷんを分解する酵素で、主に唾液腺と膵臓から分泌されます。これらの場所に炎症が起きたり、何かの理由で詰まったりすると、アミラーゼが消化管からで垂れなくなって血液へ逆流し、それが腎臓でろ過されて尿の中へと出てきます。そのため、アミラーゼは血液と尿の両方で調べるそうです。

アミラーゼには、膵型と唾液腺型の2タイプがあるので、これを詳しく調べていけば、唾液腺と膵臓のどちらに異常がありそうかがわかります。

血清アミラーゼの測定には、いくつかの方法があります。方法によって基準値が違っており、多く利用されている酵素法の基準値は、60〜250IU/Iです。

血清アミラーゼの値が高い場合は、まず膵炎を疑います。膵炎である場合は、左上腹部の痛みや、背中の痛み、吐き気などの症状が出てくるそうです。特に男性の慢性膵炎の場合は、過剰な飲酒が原因のアルコール性膵炎が8割近くを占めており、他には膵臓がん、耳下腺炎、慢性腎不全、シェーグレン症候群などで高い値を示します。

血清アミラーゼの値の異常が唾液腺と膵臓のどちらに原因があるかがわからないときは、アイソザイムを調べます。通知が高く、腹痛など膵炎を疑わせる症状を伴っている場合は、超音波検査やCT検査で、膵液を分泌する膵管が膨らんでいないか、膵臓やその周辺の胆のうなどに異常がないかを調べます。

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