ITパスポートの資格試験でおすすめの参考書&合格までの体験談
こんにちは!しげです。
今回は私が「ITパスポート」の資格試験に合格するまでの体験談と、実際に使用し「これは使える!」と思ったおすすめの参考書についてまとめました。
ITパスポートはIT業界の登竜門と言われている国家資格であり、テクノロジー(技術)やストラテジー(戦略)、マネジメント(管理・経営)まで幅広い知識を養えます。
仕事に役立つのはもちろんのこと、プライベートでパソコンやIT機器を取り扱う際にも活かすことが可能です。
筆者は今回、2022年の年末から2023年のお正月にかけて集中的に勉強し、2023年1月7日の土曜日に受験しました。
使用した参考書は、1冊のみです。
ギリギリの点数ではありましたが、なんとか合格することができました。
これからITパスポートの国家資格を取得しようと考えている方へ、是非ご参考にして頂ければ幸いです。
目次
ITパスポートの参考書は「過去問付き」がおすすめ!
ITパスポートの教科書や参考書を選ぶ時、最も大切なポイントが「過去問がたくさん付いているかどうか」です。
要点や覚えるべき事項が書かれた教科書的な内容は、どの参考書も比較的似ています。
それらの重要なポイントを覚えて、問題を解くスキルをしっかり養えるかどうか。
これが合格できるかどうかの分かれ道です。
参考書と問題集を1冊ずつ購入するという選択肢もありますが、その分コストも倍増します。
受験手数料だけで税込7,500円かかりますし、できるだけお金をかけたくないと思っていた筆者は、3つの書店をはしご。
そして下の写真の「いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」という本を発見し、購入しました。
選んだ決め手は、やはり「この1冊で合格できます!」という言葉です。
値段は税込1,738円で、背表紙には目次や4つの特徴も掲載されています。
購入した当初は全然思っていなかったのですが、実際に使ってみて「これは便利!」と思えたのが、過去問5回分のPDFファイルが付いていることでした。
このPDFをスマホでダウンロードすれば、いつでもどこでも勉強できます。
私もこの過去問PDFファイルを全てダウンロードし、カフェや仕事の昼休憩、出先でちょっと時間が出来た時など、スマホで過去問を解くようにしていました。
問題を少しずつ解いていくと、
「こんな感じの問題が出るんだな~」
というITパスポート試験の全貌が少しずつ見えてきます。
実際に試験を受けた時も「この問題、見覚えがある!」といった場面が多々出てきて、過去問を解いておいて本当に良かったと思いました。
購入したのは2022年度のものでしたが、最新の2023年度(令和5年度)版も発売されています。
【令和5年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 [ 高橋 京介 ]
ITパスポートのオンライン通信講座はスタディングがおすすめ!
参考書だけでは足りないので、オンライン通信講座でしっかり勉強したい。
このような方へおすすめなのが、スタディングです。
スタディングはテレビCMなどで有名なオンライン通信講座であり、以下の特徴があります。
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1.価格が安い
2.スマホ1つで、動画講義、テキスト学習、問題集を活用できる
3.テレビ番組を見るような感覚で学べる
4.学習フォロー機能があり、合格できる力を養える
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期間限定のキャンペーンを行っている時期もあるので、最新の情報はスタディングの公式サイトでご確認ください。
ITパスポートの資格試験に合格するまでの体験記
そもそも私がITパスポートの資格試験を受けようと思ったきっかけは、昔取得した「初級システムアドミニストレータ―」の国家資格が廃止されてしまい、後継となる「ITパスポート」の国家資格が誕生したからでした。
初級システムアドミニストレータ―は1994年に認定が開始されたものの、2009年5月26日で認定が終了。約15年間に渡って運用された国家資格です。
そして廃止された2009年に、ITパスポートの国家資格の認定がスタートします。
時の経過と共に初級システムアドミニストレーターは忘れられてしまうものですし、履歴書に書いてもアピール材料にならないかもしれません。
またIT分野は技術の進歩が早いため、「もう1度勉強し直してみよう!」と思ったことも、受験に至った理由の1つです。
受験の申込から手数料の支払いまで
ITパスポート資格試験は、情報処理推進機構IT人材育成センターが運営しているITパスポート公式サイトから簡単に申し込めるようになっています。
初めて受験する場合は、利用者IDとパスワードの登録が必要です。
これを済ませることでマイページが作成され、申し込み状況の確認などが行えるようになります。
また試験地は、初級システムアドミニストレーターを受験した時よりも、だいぶ増えていました。
全国各地にある民間のパソコン教室や、IT系の学校などが試験地になっています。
週末だけでなく平日に行っている所もあり、本当に受験しやすくなりましたね。
私は住んでいる地域の空席が「0」だったため、他県の試験地で受験することにしました。
~受験手数料の支払いについて~
ITパスポートの受験手数料は、税込7,500円です。
以前は税込5,700円でしたが、2022年4月から1,800円値上げされ、税込7,500円となりました。
支払い方法はクレジットカードやコンビニ払い、銀行振込など自由に選ぶことが可能で、私はコンビニ払いを選択しました。
その時の流れはこんな感じです。
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1.ITパスポートの公式サイトから申し込む
2.コンビニ仮予約完了のメールが届く
3.内容を確認し、払込票番号をメモしてコンビニへ行く
4.レジで店員さんに「ネットショッピングの支払い」であることを伝え、払込票番号を書いたメモを手渡す
5.店員さんが払込票番号を入力すると、レジの画面上の「払込先名」の項目に「ITパスポート試験~」と表示される
6.nanaco、または現金払いを選択して、支払いを済ませる
7.支払いが完了すると、インターネットショッピング払込領収書の「お客様控え」と「店舗控え」、さらにレシートが出てくる
8.領収書のお客様控えとレシートを受け取り、支払い手続きが完了する
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支払い後、自宅に戻ってITパスポートのマイページを見てみると、「受験申込内容表示・変更」の支払状況の項目が「支払い済み」になっていました。
なおコンビニ払いの場合は、手数料が別途187円発生します。
したがって今回nanacoで支払った金額は、税込7,687円です。
また支払いが完了すると、「ITパスポート試験 コンビニ決済による受験予約確定のお知らせ」というメールも届いていました。
そのメールには、
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▼確認票のダウンロードはこちら
▼試験当日の説明、本人確認書類(写真付きの本人であることを証明できるもの)の詳細はこちら
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などの案内も書かれています。
確認票は試験日に必要なものなので、PDFファイルでUSBメモリーに保存。
それをセブンイレブンに持っていき、マルチコピー機で印刷しました。
ITパスポート試験当日の流れ
2023年1月7日土曜日の試験当日。
必要な持ち物は、下記の2つです。
1.確認票
2.顔写真付きの本人確認書類
確認票には受験番号、利用者ID、確認コードが書かれており、これを正しく入力できないと受験できません。
印刷ができない場合は、上記の3つを間違えずにメモし、試験会場に持っていく必要があります。
また顔写真付きの本人確認は、マイナンバーカードを持参しました。運転免許証でもOKです。
~試験開始時刻の30分前から受付スタート~
私が試験会場に到着したのは、開始時刻の35分前でした。
そして5分程待つと受付がスタートし、コロナ禍だったため、まずは検温を実施。平熱でした。
続いて確認票とマイナンバーカード(顔写真付きの本人確認書類)を提出し、確認のためマスクを外すよう指示されます。
その後は1枚のクリアファイルが渡され、そこには試験の流れや注意書きが書かれた紙が入っていました。
さらにロッカーの鍵も渡され、確認票と本人確認書類、手渡されたクリアファイル以外は、全てロッカーに入れるように指示されます。
スマホはもちろんのこと、財布や腕時計、家の鍵などもロッカーに入れなければなりません。
予想以上に厳格だと感じましたね。
ロッカーに荷物を入れた後は、待合席で試験会場に案内されるのを待ちます。
~15分前から試験会場へ入室~
待合席で待っている間に、受験者の方々が続々と受付を済ませていきました。
人数は、全員で20人ぐらいだったと思います。
そして試験開始時刻の15分前になると、試験会場へと案内されました。
もしポケットにハンカチが入っている場合は、入室時に申告し、ハンカチを広げるように指示されました。
会場には1人1台のデスクトップパソコンが設置されています。
また計算用紙1枚とシャープペンシル、防音用のヘッドホン、呼び出しベルもそれぞれのデスクに置いてありました。
~ITパスポート試験のスタート~
席に着いた後は、受験番号と利用者ID、確認コードの3つを入力し、ログインするように指示されました。
すると画面上には、注意事項が表示されます。
さらに次に進むと、試験開始ボタンが出てきました。
このボタンは試験開始時刻になると、自動的に押せる状態になる仕組みです。
ITパスポート試験は、CBT(Computer Based Testing)方式です。
これはパソコンを用いて、マウスやキーボードで解答するテスト方式を意味しています。
試験時間は120分ですが、万が一体調が悪くなったり、トイレに行きたくなったりした場合は、呼び出しボタンで担当者さんを呼べばOKです。
また早く終わってしまった時は、呼び出しボタンを押して途中で帰ることも可能とのことでした。
~試験終了ボタンを押すと、得点が表示される~
事前の過去問をたくさん解いておいたので、思っていたよりもトントン拍子で解答できました。
全く解からない問題は考えても仕方ないので、勘に頼った所もあります。
そして70分ぐらい経過したところで、全問解き終わりました。
試験終了ボタンを押すと、自動的に採点がスタート。
その数秒後、得点が表示されます。
結果は「615点」でした。
ITパスポートの合格基準は、下記の通りです。
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<総合評価点>
・600点以上(1,000点満点中)
<分野別評価点>
・ストラテジ系:300点以上(分野別1,000点満点中)
・マネジメント系:300点以上(分野別1,000点満点中)
・テクノロジ系:300点以上(分野別1,000点満点中)
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いずれもこの基準は超えていたので、ほっとしました。
最終的な合否の判断は翌月の15日頃に発表されるのですが、この採点結果で予め把握できるのが良いですね。
その後は呼び出しボタンを押して、担当者さんに試験が終わったことを告げます。
そして計算用紙や注意書きの紙は机の上に置いたままで退出。
ロッカーから荷物を取り出し、鍵を返却して帰路へ着きました。
ITパスポート試験の合格発表と証書の受領
基準点は超えていたものの、不合格になっていたらどうしよう・・・。
という僅かな不安感を抱きながら、翌月の合格発表を待ちました。
そして合格発表日の2023年2月14日。
ITパスポート公式サイトの合格発表ページをチェックしてみたところ、自分の受験番号がちゃんと掲載されていました。
「ああ~良かった・・!合格できたんだ。」
と改めて実感できて、努力が報われたと嬉しくなります。
さらに1ヶ月後の3月16日頃、「独立行政法人 情報処理推進機構 IT人材育成センター 国家資格・試験部」からA4サイズの封筒が届きました。
この封筒を開けてみると・・・
ITパスポート試験の情報処理技術者試験合格証書が入っていました。
今回は2022年末~2023年1月上旬にかけてのお正月休みを利用して集中して勉強してきたのですが、これが報われて本当に良かったです。
このページをご覧頂いたあなたも、ITパスポートの国家資格取得へ向けて動き出しているのではないかと思います。
教科書を読み、過去問をたくさん解くなどしてしっかり準備すれば、きっと合格できるはずです。
あなたのご健闘と、合格後のご活躍を願いつつ。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!