スズメバチの駆除に最適な時期について

既にご存知のとおり、スズメバチは８月から１０月にかけての時期が、最も活発に動き回ります。

特に９月〜１０月にかけては、スズメバチの新しい女王蜂が誕生する時期です。この時は部下である働き蜂の警戒心も高くなり、攻撃性も高まります。

スズメバチの巣に何か危害を加えようなものが出てくれば、働き蜂は巣を守るために、すぐに攻撃してきます。

このためスズメバチの巣の駆除は、８月〜１０月の駆除はできるだけ控えた方が無難です。（駆除する時は専門業者に依頼するか、スズメバチ駆除用の防護服を準備した上で慎重に行わなければなりません。）


では、スズメバチの駆除に最適な時期はいつなのでしょうか。

それはズバリ、スズメバチが巣を作り始める４月から６月ぐらいの時期です。

（ちなみに私がスズメバチの巣を駆除したのは７月下旬でしたが、その時は半径１５センチ程度の大きさになっていました。）

この時期は巣を作り始める段階なので、巣もかなり小さいです。スズメバチの数も少なく、女王蜂が１匹だけだったり、あるいは女王蜂と数匹の働き蜂がいる程度です。

したがって、比較的簡単にスズメバチを駆除することができます。

また、スズメバチは明るくなってから活動をスタートするので、駆除するのに適した時間帯は朝明るくなる前が良いでしょう。地域や日によって少し変わってきますが、だいたい３時半〜４時半ぐらいになると思います。なお、夕方から夜になり、暗くなってスズメバチが巣に戻ってから駆除するという方もいらっしゃいます。

トップページの体験談でも書きましたが、駆除する時は出来るだけ厚着をし、帽子やヘルメットも被りましょう。また、黒や赤系の色はハチが興奮するので、白っぽいものを着ましょう。

そして実際に駆除する時は、スズメバチ駆除スプレーを、巣の出入り口に向かって吹きかけます。ポイントは、３０秒ぐらい連続で吹き付けて一気に駆除してしまうことです。最初は出入り口に吹き付け、その後巣全体に満遍なく薬剤がかかるようにしましょう。


一通り駆除スプレーをかけたら、しばらく様子を見ます。巣の周りを飛びまわっているスズメバチがいるかもしれません。ただ、巣に戻れないことが分かれば、飛びまわっているハチもどこかに行ってしまいます。

そして一晩放置しておいて、翌日に巣を処分するのが良いでしょう。巣を処分する時はゴム手袋をはめて、ゴミ袋を準備します。そして一応巣に駆除スプレーをかけてから、巣を切り離してゴミ袋の中に入れます。

ゴミ袋の口は厳重に縛りましょう。地域によっては燃えるゴミと一緒に出せない所もあるようなので、念のため市区町村に確認しておいた方が良いと思います。

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スズメバチの巣は冬眠中に駆除するのが良いのでは！？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、冬はスズメバチの巣が空っぽになります。

スズメバチの働き蜂は、冬になると絶滅します。生き残れるのは女王蜂だけです。その女王蜂も巣で越冬するのではなく、土の中や倒木に身を隠して、春になるのを待ちます。

女王蜂は冬に入る前に脂肪を蓄え、その脂肪を栄養素に変えて長い冬を乗り越えます。

このためもし冬の時期にスズメバチの巣を発見したら、とても簡単に駆除できます。

ただし、冬と言っても１１月〜１２月上旬はまだ早いと思います。まだ働き蜂が生き残っている危険性も考えられるので、完全に真冬になってから駆除しましょう。個人的には１月〜２月ぐらいがベストだと思います。

スズメバチの巣の駆除は４月〜６月ぐらいが最適ですが、３月〜４月ぐらいの時期から「巣を作らせないための対策」を施しておくことで、後で苦労せずに済むこともあります。

スズメバチが巣を作りやすい場所としては、家の軒先、屋根裏、床下、戸袋（とぶくろ：雨戸を収納しておく所）、植栽（しょくさい：草木を植えている所）などがあります。また、ちょっとした壁の隙間から入り込み、物置などに作る場合もあるようです。

まず、家の軒先に巣を作らせない対策としては、ハチ巣予防スプレーを噴射しておく方法があります。スズメバチが嫌がる薬剤を拭きつけておくことで、その場所には巣を作らなくなります。

⇒ ハチの巣予防スプレーはこちら

また、自宅の敷地内に植栽がある場合は春に枝切りをし、風通しの良いきれいな状態にしておきましょう。

屋根裏や床下は、できるだけ隙間を塞いでおく対策が有効です。ちょっとした隙間にハチの巣予防スプレーを吹きかけておくのも、効果的かもしれません。

そして戸袋がある場合は、日頃から開け閉めしておくことで予防できるでしょう。

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