スズメバチを駆除する方法〜自力で駆除をした体験談〜

スズメバチを駆除する方法〜自力で駆除をした体験談〜

自宅の敷地内にスズメバチの巣を発見!まずは駆除方法を模索

悩んでいる男のイラスト

2011年7月下旬のある日曜日。父親が「キンチョールどこにあるか知らない?」と聞いてきました。「ハエでもいるの?」と聞いたら、親父は「物置の軒先に、へんな巣のようなものが出来てるんだよ」とのこと。

私も一緒に見に行ったところ、半径15センチぐらいのマーブル模様の球状の物体がぶら下がっていました。今まで見たことも無いものだったので、しばらく観察してみることに。そしたら、球体の下部に穴が開いていて、そこから少し大きめの蜂が出入りしていることがわかりました。

もしかして、スズメバチの巣か?」と思い、すぐに部屋に戻って「スズメバチ 巣」で画像検索をかけてみたところ・・・。完全にビンゴでした。ネット上にも同様の巣がスズメバチの巣としてたくさん掲載されていました。

恐いもの知らずの親父には、あれはスズメバチの巣であることを伝え、キンチョールでは危険なので、ちょっと待っておくように伝えました。

そして私は、ネット上でスズメバチを駆除する方法を探しまくりました。その結果、以下の情報を知ることができました。

市町村によっては、自治体が無料で駆除してくれる
自治体で駆除していない場合でも、防護服等を保健所から借りれる場合がある
業者に2〜3万円ぐらい払って駆除してもらった
自分達でスズメバチ駆除スプレーなどを買ってきて、駆除した。

まずは市町村で駆除してくれるかどうか確認するために、私が住んでいる福島県いわき市の市役所に連絡。しかし、スズメバチの駆除は行っていないとのことでした。ただ、駆除をしている業者は知っているとのことだったので、その業者の連絡先を教えてもらいました。

そして業者にも連絡をしたのですが、スズメバチの巣の大きさにもよるが、料金が2万円以上はかかるとのことでした。

ちょっと高いな〜と思い、自分達で駆除できないかと考えて保健所に防護服を貸してくれるかどうか聞いてみました。そしたらまた残念なことに、防護服の貸し出しは行っていないとのことでした。

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いろいろ考えた結果、自分達で駆除することに決定!

スズメバチのイラスト

業者にお願いするか、自分達で駆除するかを決定するために、ネット上でいろいろ調べたところ、自分達で駆除された方々が、意外と多いことがわかってきました。巣の大きさはまだそんなに大きいものではないこともわかり、自分達で駆除することを決めました。

まずはドラックストアに行って、市販されているスズメバチの駆除スプレーを購入。Amazonや楽天市場などでは、もっと強力なスプレーが販売されていたのですが、値段がちょっと高かったことと、届くまでに時間がかかることから、市販のものを使うことにしました。

ちなみに、強力なスプレーはこちらです。⇒ スーパースズメバチジェット

その後、何か防護服の代わりになるようなものがないかとホームセンターに行ってみたところ、福島原発の作業員の方が着ているような、白い紙製の全身を覆うスーツが売っていました。金額は600円前後で、とても安いと感じたことを覚えています。

また、ドラックストアに置いてあったものとは別のスズメバチ駆除スプレーがあったので、スーツと一緒に購入しました。

自宅に戻って、全身防護の紙製の白いスーツの内側に着る、厚手のジャンパーを準備しました。さらにバイク用のヘルメットも準備。(頭の部分だけのヘルメットです。)
また、虫除け用の帽子もあったので、それも準備して、翌朝の駆除に備えました。

スズメバチの駆除は、蜂が巣で休んでいる早朝に行うのがベストだという意見が多かったので、翌朝4時半起きで駆除することにしました。

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いざ、スズメバチの駆除へ出陣!!

決心した男のイラスト

翌朝4時半。予めセットしておいた携帯電話の目覚ましによって、時間きっかりに起床しました。そして、シャツの上にトレーナー、その上に厚手のジャンパーをはおり、下も厚手のズボンをはきました。頭はまず虫除け用の防止をかぶって、その上にヘルメットを着用。そしてホームセンターで購入した白い紙製の全身スーツを着て、最後に手袋を二重にはめました。

もう完全フル装備の状態です。

AM5時前になると少し明るくなってきたので、両手にスズメバチ駆除スプレーを1つずつ持ち、いざ出陣。父親には部屋の窓から見守ってもらうことにしました。

巣の5メートルぐらい前から、そ〜っと近づき、巣まで1メートル無いぐらいの距離まで近寄りました。そして右手のスズメバチ除去スプレーを、巣の下部の穴の部分めがけて一気に噴射!

左手に持っていたスプレーは、巣の側面に向けて同時に噴射しました。すると穴の部分でもがいているススメバチが何匹かいて、下の落ちていきました。

20秒ぐらい連続で噴射して、一度ストップしたところ・・・どこからか1匹のスズメバチが飛んできて、巣の周辺で立ち往生していました。びびりな私はそのスズメバチを見て驚いてしまい、慌てて家の中に戻りました。

明るくなる前から巣の外に出てたハチがいたのですね・・・。その後お昼ぐらいまで、スズメバチの巣をちょくちょく観察していましたが、中からスズメバチが出てくる様子は見られませんでした。

ただ、1匹のスズメハチは何度も巣に戻ろうとしていましたが、スズメバチ駆除スプレーの液ががっちりかかっているせいか、巣に触ることができずにいました。そしていつの間にか、その1匹のスズメバチは見当たらなくなりました。

午後14時頃。今度は父親が白い防護スーツを着て、二重にしたゴミ袋とシャベルを持って巣に向かいました。そして巣の下からゴミ袋をかぶせて、上部のへばりついている部分をシャベルで切り離し、袋の中に完全に落としてすぐに縛りました。これでスズメバチの巣の駆除が完了しました。

袋の上から巣を割ってみたら、中ではたくさんのスズメバチが死んでいるのがわかりました。市販のスズメバチ駆除スプレーでも、十分に通用するのですね。

実際にスプレーを噴射するまでは本当に緊張しましたが、終わってみればとても良い経験になったと思いました。無駄にお金をかけることなく、しかも無傷で駆除できたので、本当に良かったです。

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巨大化したスズメバチの巣は危険!業者に任せるのがベストです。


今回は7月下旬という早い時期に発見できたので、スズメバチの巣はまだ小さい状態でした。

しかし、8月末から9月、10月にかけては巣が巨大化し、スズメバチも少しずつ狂暴化していきます。このため自力で駆除するのはかなり危険です。

また巣がまだ小さい段階でも、自力での駆除は危険が伴うものです。少しでも不安を伴うのであれば、専門の業者に任せるのがベストですよね。

スズメバチの駆除業者は全国に点在していますが、低料金で迅速に駆除してくれるのが「ハチ110番」です。

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