ミスチルの30周年ベストアルバム(2022年発売)の感想と収録曲のまとめ
2022年(令和4年)5月11日の水曜日。
ミスチルこと「Mr.Children」の30周年を記念した2枚組のベストアルバムが、遂にリリースされました。
発売当初のオリコン週間アルバムランキングでは1位と2位を独占し、既に聴き続けている方もたくさんいらっしゃると思います。
今回は30年来のミスチルファンである筆者が、30周年の初回限定版ベストアルバムを購入。
収録曲一覧や、ドラマ&映画の主題歌となった曲目一覧、さらに全曲を聴いた感想をまとめました。
当初は「レンタル版が出てから、ツタヤで借りてこよう!」と思っていたのですが、偶然「永遠」や「生きろ」などの最新曲を聴いてしまい・・・
車の中でもじっくり聴いてもたいという衝動に駆られ、楽天ブックスで購入しました。
そして今では「購入して本当に良かった!」と強く感じています。
それぐらいミスチルの30周年ベストアルバムは内容が濃く、素晴らしいものでした。
ミスチルの魅力が詰まった素敵な作品ですので、ぜひ聴いてみてくださいね(^^♪
目次
ミスチル30周年!2022年に発売されたベストアルバムの概要
ミスチルの30周年ベストアルバムは、下記の2枚組で構成されています。
〇 Mr.Children 2011 – 2015(初回生産限定盤:税込4,950円)
Disc1:74分
Disc2:78分
1枚目は2011年~2015年にリリースされた曲のベストアルバム。
2枚目は2010年以前の名曲をライブ版で収録。
〇 Mr.Children 2015 – 2021 & NOW(初回生産限定盤:税込4,950円)
Disc1:74分
Disc2:77分
1枚目は2015年~2022年にかけてリリースされた曲のベストアルバム
「Mr.Children 2011-2015」と同様に、2枚目は2010年以前の名曲をライブ版で収録。
いずれのベストアルバムも、1枚目はスタジオ収録の曲を、2枚目はライブで録音された曲を収録しています。
この2枚組(合計4枚)のアルバムの収録時間の合計は、303分です。
ミスチルが30年間に渡って作り続けてきた名曲集を、5時間に渡って聴けるのは本当にすごいですよね。
昔の曲を聴いた後にここ10年間の間にリリースされた曲を聴くと、「ミスチルが進化している」ことを実感できます。
爽快感やメッセージ性などが高まっている曲が多く、ミスチルの凄さや素晴らしさも十分に感じられました。
ミスチルのメンバーは同級生の4人組!
Mr.Childrenは、1992年5月10日に「EVERYTHING」というミニアルバムでメジャーデビューを果たした4人組のバンドです。
ボーカルの桜井さんをはじめとした4人の生年月日を調べてみたところ、なんと、メンバーは全員同級生でした。
〇ボーカル 桜井 和寿(さくらい かずとし)さん
生年月日:1970年3月8日
〇ギター 田原 健一(たはら けんいち)さん
生年月日:1969年9月24日
〇ベース 中川 敬輔(なかがわ けいすけ)さん
生年月日:1969年8月26日
〇ドラム 鈴木 英哉(すずき ひでや)さん
生年月日:1969年11月14日
今回のベストアルバムが発売されたのは2022年5月11日なので、30周年の翌日にリリースされた記念すべきアルバムであることがわかります。
各アルバムの収録曲一覧
続いて、ミスチルの2枚組の30周年ベストアルバム「Mr.Children 2011-2015」と「Mr.Children 2015-2021 & NOW」の収録曲を見ていきましょう。
「Mr.Children 2011-2015」の収録曲一覧
~Disc1(スタジオ版 合計74分)~
RE:MASTERING 2022
01.hypnosis
02.REM
03.Marshmallow day
04.祈り ~涙の軌道
05.End of the day
06.pieces
07.常套句
08.Melody
09.足音 ~Be Strong
10.忘れ得ぬ人
11.放たれる
12.幻聴
13.進化論
14.未完
~Disc2(ライブ版 合計78分)~
Mr.Children 30th giving 1
01.innocent world
02.Dance Dance Dance
03.抱きしめたい
04.CROSS ROAD
05.Tomorrow never knows
06.シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~
07.名もなき詩
08.ニシエヒガシエ
09.光の射す方へ
10.つよがり
11.口笛
12.NOT FOUND
13.終わりなき旅
1枚目のCDでは「祈り~涙の軌道」や「忘れ得ぬ人」など、バラード系の名曲が数多く収録されています。
そして2枚目のライブ版は、本当に懐かしい曲ばかりです。
1993年に発売された名曲「CROSS ROAD」は、スタジオ版とは異なるバラード調になっており、やさしさがにじみ出ているような感じでした。
リズミカルな音に乗せて桜井さんが力強く熱唱する「つよがり」もすごく良かったです。
また力強いドラムの音に乗せて、桜井さんががむしゃらに歌う「終わりなき旅」も本当に素敵でした。
「Mr.Children 2015-2021 & NOW」の収録曲一覧
~Disc1(スタジオ版 合計74分)~
RE:MASTERING 2022
01.Starting Over
02.fantasy
03.ヒカリノアトリエ
04.himawari
05.here comes my love
06.SINGLES
07.Your Song
08.皮膚呼吸
09.Birthday
10.Brand new planet
11.others
12.Documentary film
13.永遠
14.生きろ
~Disc2(ライブ版 合計77分)~
Mr.Children 30th giving 2
01.youthful days
02.HERO
03.くるみ
04.Sign
05.Worlds end
06.しるし
07.フェイク
08.GIFT
09.HANABI
10.エソラ
11.365日
12.タガタメ
スタジオ版の1枚目は本当に素敵な曲ばかりで、車の中で何回もリピートしています。
またライブ版の方は、「くるみ」のアレンジがとても良かったです。
桜井さんは情熱的に語り掛けるような歌い方で、ピアノをバックミュージックにし、次第に盛り上がっていく展開でした。
「GIFT」も素晴らしく、聴いているだけで不思議と力がみなぎってくる感じです。
全般を通して感じたのは、ライブ版は「音の響き」が異なることです。
ライブ会場ならではの臨場感もしっかりと感じられて、思わず一緒に歌いたくなります。
映画やドラマの主題歌になったミスチルの名曲一覧
デビュー当初から今現在まで、ミスチルの名曲は数多くのドラマ・映画の主題歌として採用されています。
ミスチルの主題歌となった各曲を、映画・ドラマ別で一覧にしてまとめました。
映画の主題歌となったミスチルの名曲一覧
〇生きろ
映画「キングダム2 遥かなる大地へ」の主題歌(2022年)
〇永遠
映画「桜のような僕の恋人」の主題歌(2022年)
〇「Birthday」&「君と重ねたモノローグ」
「映画ドラえもん のび太の新恐竜」のW主題歌(2020年)
〇HANABI
映画「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の主題歌(2018年)
〇himawari
映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌(2017年)
〇足音 ~Be Strong
「映画 信長協奏曲」の主題歌(2016年)
〇Starting Over
映画「バケモノの子」の主題歌(2015年)
〇放たれる
映画「青天の霹靂」の主題歌(2014年)
〇REM
映画「リアル~完全なる首長竜の日~」の主題歌(2013年)
〇祈り~涙の軌道
映画「僕等がいた 全編」の主題歌(2012年)
〇pieces
映画「僕等がいた 後篇」の主題歌(2012年)
〇蘇生
映画「ライフ -いのちをつなぐ物語-」の主題歌(2011年)
〇fanfare
映画「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」の主題歌(2009年)
〇花の匂い
映画「私は貝になりたい」の主題歌(2008年)
〇旅立ちの唄
映画「恋空」の主題歌(2007年)
〇フェイク
映画「どろろ」の主題歌(2007年)
〇くるみ
映画「幸福な食卓」の主題歌(2007年)
〇ランニングハイ
映画「フライ、ダディ、フライ」主題歌(2005年)
ドラマの主題歌となったミスチルの名曲一覧
〇turn over?
TBS系「おカネの切れ目が恋のはじまり」の主題歌(2020年)
〇ヒカリノアトリエ
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌(2016年)
〇足音 ~Be Strong
フジテレビ系「信長協奏曲」の主題歌(2014年)
〇常套句(じょうとうく)
フジテレビ系「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」の主題歌(2012年)
〇hypnosis
日本テレビ系「トッカン 特別国税徴収官」の主題歌(2012年)
〇少年
NHKドラマ8「バッテリー」の主題歌(2008年)
〇HANABI
フジテレビ系「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の主題歌(2008年)
〇しるし
日本テレビ系「14歳の母」の主題歌(2006年)
〇Sign
TBS系日曜劇場「オレンジデイズ」の主題歌(2004年)
〇Drawing
日本テレビ系「幸福の王子」の主題歌(2003年)
〇youthful days
フジテレビ系「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」の主題歌(2001年)
※「君が好き」は上記ドラマの挿入歌
〇NOT FOUND
フジテレビ系「バスストップ」の主題歌(2000年)
〇ニシエヒガシエ
フジテレビ系「きらきらひかる」の主題歌(1998年)
〇終わりなき旅
フジテレビ系「殴る女」の主題歌(1998年)
〇Everything (It’s you)
日本テレビ系「恋のバカンス」の主題歌(1997年)
〇名もなき詩
フジテレビ系「ピュア」の主題歌(1996年)
〇Tomorrow never knows
フジテレビ系「若者のすべて~STAY GOLD~」の主題歌(1994年)
〇CROSS ROAD
日本テレビ系「同窓会」の主題歌(1993年)
1990年代から2022年の約30年に渡って、コンスタントにドラマや映画の主題歌として採用されているのがわかりますね。
誰もが知っている名作のドラマや映画も少なくありません。
ミスチルの楽曲がいかにドラマティカルであり、作品の魅力を惹き立てているのかが伝わってきます。
ぜひ聴いてほしいおすすめの名曲3選
今回のミスチル30周年ベストアルバムを聴いて、特に感動したおすすめの名曲を3つほどご紹介します。
〇ヒカリノアトリエ
作詞・作曲:桜井和寿
2017年1月11日に発売された、Mr.Childrenの36枚目となるシングル曲です。
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌だったため、聞いたことがある方も数多くいらっしゃると思います。
「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」のライブでは、作詞と作曲を務めたボーカルの桜井さんが”ポケットに入れて持ち歩けるような希望の歌”と表現していましたが、私の中ではポケットに収まりきらないぐらい、本当に大好きな曲となりました。
歌詞がすごく素敵で、聴いているだけで元気や希望が湧いてきます。
〇永遠
作詞・作曲:桜井和寿
2022年にNetflix(ネットフリックス)で公開された映画「桜のような僕の恋人」の主題歌となった曲が「永遠」です。
2022年3月24日に、トイズファクトリーから配信限定シングルとしてリリースされました。
筆者は初めてこの曲を聴いた時、主人公の気持ちが痛いぐらい伝わってきて、思わず涙が溢れてきました。
歌詞も本当に素敵で切なく、これ以上ないぐらいの純粋な恋愛模様が描かれている一曲です。
〇生きろ
作詞・作曲:桜井和寿
日本の同名人気漫画を原作として作られた実写映画の第2作目となる「キングダム2 遥かなる大地へ」の主題歌として制作された曲が「生きろ」です。
ミスチルの公式YouTubeチャンネルでミュージックビデオを見ながら初めて聴いたのですが、その力強さに感銘を受け、しばらくの間は毎日のように聴いていました。
最後に桜井さんが叫ぶ「生きろー!」という歌詞が印象的で、不思議と生きる勇気やパワーが湧いてきます。
ユーネクストで期間限定で公開されていたミスチルのライブ映像
ドラマや映画等の配信コンテンツが多いことで有名な動画配信サービスのユーネクストでは、期間限定で下記の3つのライブ映像が公開されていました。
〇Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”
〇Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸
〇Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
最初の1本目を見てハマってしまった私は、仕事が休みだったこともあり、1日に3本連続で見てしまいました。
それぐらい、本当に素敵なライブ映像だったのです。
ライブで披露された楽曲はどれも良かったのですが、個人的に印象的だったのが「Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”」のライブの最後で桜井さんが発した下記の言葉です。
– – – – – – – – – – – – –
どうもありがとうー!
また会いましょう!
それぞれの場所で、
楽しんで、
頑張ってー!!
また会おうねー!
– – – – – – – – – – – – –
「それぞれの場所で、楽しんで、頑張ってー!」
と叫んでいた桜井さんの姿に感銘を受け、益々ファンになりました。
まとめ
ミスチルが30周年を迎えた2022年の春。
「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」
というタイトルのドーム&スタジアムツアーが開催されました。
”半世紀へのエントランス”という言葉には、”半世紀、つまり50年への入口”という意味が込められているそうです。
ここ10年間でリリースされたミスチルの楽曲は、メッセージ力やスケール、爽快感などが昔よりも進化しています。
ミスチルの桜井さんは以前、何かの映像で「聴いてくれる人達の”サウンドトラック”になるような作品を作りたい」と語っていました。
しかし、私の中ではサウンドトラックのみならず、人生の主題歌にしたいような素敵な曲ばかりです。
ミスチルと同じ時代に生まれて、本当に良かった。
今後も末永く、ご活躍を応援して行こうと思います。